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DJ【完全初心者向け】スクラッチの練習に必要な機材(アイテム)

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Scratch

 

 

nekuradj です。

 

 

今回はDJプレイにおけるスクラッチについて、記事を数回に分けて紹介していきます。

 

 

スクラッチの練習方法については、今や色々なブログやYouTubeなんかで教材のようなものが日本や海外問わず出回っていると思うんですけど、そもそも「スクラッチ」って一体なんぞやと。なんとなくレコードをジュクジュクと前後に動かすジェスチャーを思い受かべる人が多いと思いますが、実はスクラッチってもっと奥深い話だったりするんですよね。

 

 

スクラッチにも実は楽器の楽譜のような譜面があって、その譜面の見方が分かって練習するのとしないのとでは俄然、上達のレベルは違ってきます。

 

 

なので、今回から数回に分けてスクラッチの練習方法ではなく、「スクラッチ」を練習する”前”におさえておきたいこと。について、いくつか書いてきたいと思います。

 

 

まず今回は、そもそも「スクラッチ」とは何か。のおさらい。それとスクラッチをするために最低限必要な”機材”をご紹介します。

 

 

 

スクラッチとは?

 

そもそも「スクラッチ」とは何なのか。。。

 

こんなことをわざわざ説明する必要も無いとは思いますが、、、念の為なんとなく分かってはいるけど、とりあえず聞いておくか。的なノリで見てもらえればと思います。

 

きっとDJを知らない人でも、「スクラッチ」という言葉は一度は聞いたことのあると思いますが、いわゆるレコードを前後に擦って「ジュクジュク」と鳴らすあの音がスクラッチ音と言われるものです。(以下参考動画)

 

 

スクラッチャー(スクラッチを得意とするDJ)なら、知らない人はいない(であろう)D-Stylesのスクラッチ動画です。相変わらずキレッキレなスクラッチですね。

 

 

動画を見れば分かると思いますが、ただレコードを前後に動かすだけではなく、その前後の動きの速さを変えたり、指の関節なんかも使って細かく擦っていたり、中でも注目なのは、レコードを擦っていない反対側の手が忙しく何やら「つまみ」のようなものをカチカチ動かしていたりしてますよね。これがスクラッチの肝なんですよね。

 

 

この反対側の手で忙しそうにカチカチやっているつまみはミキサーと呼ばれる機材の「クロスフェーダー」と呼ばれる部分で、これを左右に動かすことでスクラッチの音を入れたり消したりしてキレのある音を出しているんです。

 

 

ミキサーの説明に関しては以前、別な記事で詳しく説明しておりますので、お時間ある方は以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

 

 

用意する機材・アイテム

 

ここからはスクラッチを始めるにあたって揃えておく必要がある機材を紹介していきます。

 

まず大前提として、レコードでスクラッチをすることを想定して説明していきます。残念ながら他の機材(CDやPC用の機材など)でスクラッチをやりたい場合は、今回は参考になりません。あくまでレコードで”ジュクジュク”やりたい方のための記事となりますので、ご了承ください!

 

 

まずご用意いただきたい機材は、以下の5つです。(アンプやスピーカーなど音を出すために必要な機材や配線関係はある前提で省いて話します。)

 

  • ターンテーブル 1台
  • DJミキサー 1台
  • レコード針 1本
  • スリップマット 1枚
  • スクラッチ用レコード 1枚

 

以下の5つの機材(アイテム)を揃える必要があります。

 

 

機材はどこのメーカーの何が良いとかあるのか?

現在いろんなメーカーが様々な機材を出しておりますので、なにも知らない状態でネットで調べてもいまいちピンとこない方も多いでしょう。

 

 

正直自分も機材にめちゃくちゃ詳しいかって言われるとそうではないので、機材に詳しい人が周りにいればそういう人に聞くのがベストですが、DJ初心者向けに書いてる記事なので自分の知っている限りで、ド定番かつ、なるべく安価で手の届きやすいところで商品の紹介をしていきたいと思います。

 

 

 

ターンテーブル

 

まずはDJ機材の主役。ターンテーブルです。

 

結論、以下の2メーカーのどちらか絞ることをオススメします。

 

テクニクス(Technics) -「SL-1200」シリーズ

SL-1200MK7

出典:letter music

 

 

ベスタクス(Vestax) -「PDX-2000」シリーズ

pdx-3000

出典:The DJResource.eu

 

上記の2メーカーはターンテーブル界の王道商品です。他のメーカーも数多くのターンテーブルを出しておりますが、このどちらかで選んでおけば、今後のDJプレイをどこかで披露することになっても、ほとんど苦労はしないでしょう。

 

 

まず1つめに紹介したテクニクス(Technics)SL-1200シリーズクラブやレコードショップであれば大抵どこにでも置いてある非常に信頼性の高い定番機材です。

 

グレードはいくつかありますが、どのグレードが使いやすいとか使いづらいとか、初心者にとってはほとんどわかりませんので、ぶっちゃけSL-1200シリーズであればどれを買っていただいても結構です。

 

強いて言えば、SL-1200MK3、MK3D、MK5あたりがよく流通しています。中でも「MK3」は、ピッチコントローラー(曲の速さを変える部分)にリセットボタンがついてないので、他より安く流通してることが多いです。

 

あとテクニクスは2010年に一度ターンテーブルの生産を終了しており、今はほぼ中古での流通となってます。その後2016年に復活を果たし新商品もリリースされてますが、基本的に中古を買うのが一般的です。最近リリースされた最新機材はどれもめちゃくちゃ高いので、素人がいきなり買う必要はありません。

 

 

そして、2つめに紹介したベスタクス(Vestax)PDX-2000シリーズですが、こちらはトルク(回転力)が強いためスクラッチがしやすいという大きな特徴(メリット)があります。世界中のスクラッチャーから支持されてきたこちらも超王道のターンテーブルです。

 

 

ほかのメーカーが出している安価なターンテーブルは、安価なことを理由に初心者が手を出しやすいのですが、正直トルクが弱いので、スクラッチなどでレコードタッチが激しくなってくるとレコード針の針飛び(音がブレる)がよく起こるので、あまりスクラッチプレイには向いてないです。

 

 

 

ミキサー

 

続いてスクラッチ練習におけるミキサーは、非常に大事な役割を担ってます。スクラッチャー目線だと、実はミキサーの方がターンテーブルの数十倍大事だと個人的には思ってます。

 

 

まず先ほど話したクロスフェーダーの良し悪しスクラッチプレイに大きく影響が出ます。

 

 

そしてミキサーはけっこう値段がピンキリです。このピンキリというのは、今はミキサーに色々な機能がつき始めてるため、その高度な技術が落とし込まれた分、高価なミキサーがあるという話なんですが、正直普通にDJプレイをするだけだったり、スクラッチを練習するためであれば、高価なミキサーを買う必要はありませんのでご注意を。

 

 

簡単に言えばヒップホップ系のミキサーを買えばある程度のスクラッチは問題ありません。ここもやはり王道で、値段的にも手が出しやすいミキサーを紹介します。

 

 

ベスタクス(Vestax) -「PMC-05Pro」シリーズ

PCM-05Proシリーズ

出典:DJ/ターンテーブリズム@まとめ

 

先ほど言ったように最近はPCDJの普及により、高度な機能が付いてる高価なミキサーが数多くリリースされており、意外と高価なミキサーを持っているスクラッチャーも増えてきておりますが、もちろん最初はそんなミキサーをいきなり買う必要は全くありません。

 

 

このPMC-05Proもターンテーブル同様に、いくつかシリーズがありますが、オークションサイトやメルカリなんかで状態の良し悪しはあると思いますが、だいたい1〜2万円前後で購入できますので、スクラッチの練習はもちろん、フツーにDJ始めたい方にもオススメのミキサーです。

 

 

テクニクス(Technics) -「SH-EX1200」

SH-DJ1200

出典:audio-heritage

 

こちらは世界でもっとも歴史の深いDJコンテスト「DMC」のオフィシャルミキサーです。

 

たぶん居ないと思いますが、DMCについての記事も書いておりますので、もし詳しく知りたい方がいれば以下の記事をご覧ください。笑

 

 

 

きっとターンテーブリストであれば誰もが触れたことのあるミキサーと言えるでしょう。こちらもオークションサイトやメルカリ等で他のミキサーに比べ、比較的手頃な値段で売られております。(2万円前後が平均でしょうか。)

 

 

 

レコード針

 

続いてはレコードに落とすです。レコード針も種類は豊富にありますが、スクラッチに向いている針といえば・・・

 

 

シュア(SHURE) -「M447」「M44G」

SHUREカートリッジ

出典:reggaecollector

 

こちらはハードなスクラッチに対応したレコード針です。スクラッチャーなら誰もが使ったことのある(はず)。

 

ただ、残念なことにSHUREは2018年の夏に生産が終了してしまい、今では手に入らない代物となってしまいました。バトルDJにとっては復活の呼び声が非常に高いレコード針となっております。テクニクスのようにいつか復活してほしいと常々願ってます・・・笑

 

 

そんな中、SHUREと並んで人気が高いのが

 

オルトフォン(Ortofon) -「コンコルド(Concorde)」シリーズ

Ortofon Concorde

出典:digimart.net

 

こちらのOrtofon Concorde Scratchでしょう。Concordeシリーズは全5シリーズあって、2018年にフルリニューアルしております。

 

中でも「Concorde Scratch」というタイプがスクラッチプレイに特化したDJ針となっております。こちらはまだ生産しておりますので、今後DJを長く続けて行く上ではオルトフォン製の針をオススメします。

 

 

 

スリップマット

 

スリップマット

スリップマット

出典:discjam

 

スクラッチをする上でレコードの滑りを良くするためのアイテムです。クラブDJを含めDJプレイをする際には必ず必要になるアイテムです。スリップマットに関しては、ぶっちゃけデザインとかで買ってもいいと思います。笑

 

スクラッチ初心者がスリップマットの良し悪しを気にするのはもっと後の話なので、大抵はターンテーブルを購入した時に付いてくる純正のスリップマットで十分でしょう。(中古で買ったら純正が付いてくるかはわかりませんが・・・)

 

強いて言えば厚みが薄いスリップマット方が滑りが良くスクラッチはしやすい。と言われております。

 

 

 

スクラッチ用のレコード

 

最後にスクラッチ用のレコードですが、これも世界中にいろいろなスクラッチ用のレコードがあります。ちなみにスクラッチ用に作られたレコードのことをバトルブレイクス(略して”バトブレ”)と言いますのでついでに覚えておくといいでしょう。

 

 

中でも、バトブレの王道はやはりスーパーシールでしょう。

 

スーパーシールブレイクス(SUPER SEAL BREAKS)

スーパーシール

出典:digimart

 

世界中のスクラッチャーが1人1枚必ずといっていいほど持っているバトブレです。

 

 

バトブレにはどんな曲が入ってるの?

 

バトブレのレコードには楽器の音や、アカペラ(声)、ドラムのループなど録音されており、視聴用のレコードとは区別してください。楽器の音やアカペラの部分でスクラッチをして技を磨くのです。もちろん普通のレコードでもスクラッチはできますが、声や楽器の音の方がスクラッチをした際、余計な音が入ってこないので綺麗にスクラッチの音が出せます。

 

 

 

ということで、スクラッチをする上で必要最低限の機材やアイテムをご紹介させていただきました。上記5つの機材(アイテム)を揃えたら、さっそくスクラッチの練習をやっていきましょう!と言いたいところですが、まだまだスクラッチを練習するためにおさえておくべきことは他にもあります。

 

 

次回はスクラッチの譜面の見方スクラッチ音の出し方などについて、レクチャーしていきたいと思います。

 

 

 

それでは今回はこのへんで。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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