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スクラッチの超絶スキルを目の当たりにして奥深さを実感してください。

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Scratch

 

 

nekuradjです。

 

 

今回は久しく更新していなかった「DJ編」です。といっても、その中で特に人口の少ない「Scratch(スクラッチ)」特集です。筆者自身はスクラッチをこよなく愛してますので、DJプレイにも活かしやすいので、スクラッチ人口はもっともっと増やしたいところではありますが、なかなか増えないのが現状です。

 

 

最近ツイッターでつぶやく人が増えてきた気がしますが、同じヒップホップ界隈といえど、ラッパーになろうとする人と、DJになろうとする人の、スタート時点でのハードルの高さが同じヒップホップの枠組みの中とは思えないほど物凄い格差があるんですよ。

 

 

ラップを始めようと思えばラップ(喋り)のスキルを磨いていけば上達していくわけですが、DJはまず機材を揃えるところから始まります。(ターンテーブル、DJミキサー、レコード針 etc…)ラップにもDJにもスキルを競い合うバトルなんかも各地方で開催されてますが、MCバトルってほとんどが優勝者には賞金が出るのに対して、DJバトル優勝者に賞金ってあまり聞いたことがない気がします。大体が機材もらえるとかです。ぶっちゃけ賞金もらって自分の好きな機材を買いたいので、主催側やサポーター側の用意した機材をもらってもなかなか満足いかないんですよね。「それもう持ってるし!」ってこともしばしば・・・笑

 

 

ちょっと愚痴に近い形で話が脱線してしまって申し訳ありませんが、これがラップとDJの筆者が考える格差です。もう少しDJ(ターンテーブリスト)への優遇も今後あるといいですね。。。

 

 

と、余談はこれくらいにして、今回はDJ(ターンテーブリズム)の中でも特に人口の少ない「スクラッチ」がいかに奥深かくて面白いものなのかを動画を通して紹介していこうと思います。

 

 

スクラッチって、ただレコードを前後してるだけじゃないんだよ。

 

 

 

スクラッチの神様「Q-bert」氏の擦り

 

まず、スクラッチってなんぞや?と、スクラッチ自体にいまいちピンと来てないって方は、以前スクラッチの基礎・基本みたいなところをまとめた記事を書いておりますので、お時間あればこちらも見てみてください。

 

スポーツ選手にしても、楽器の演奏者にしても、何においても「この人の右に出る人はいないな。」って思える人って必ずいますよね。スクラッチにもそんな人がいます。筆者が考えるスクラッチDJ(スクラッチャー)人口のピラミッドがあるとすれば、その頂点に君臨するのは間違いなくQ-bert氏です。

 

 

Q-bert(キューバート)氏

出典:ameblo.jp

 

 

Q-bert氏はアメリカのサンフランシスコ出身のDJで、ターンテーブリズムやスクラッチの発展に最も貢献しているお方です。スクラッチを愛するDJからするとまさに「神」と崇める存在です。スクラッチに興味を持った後、初めてQ-bertのスクラッチを見た人は120%度胆を抜かれるでしょう。筆者は完全に釘付けになりました。百聞は一見に如かず。という事で早速スクラッチの神業をご堪能ください。

 

 

Q-Bert氏のスクラッチ動画

 

動画はスクラッチの定番ネタである「Ahhh(アー)」で擦っているところ(5:00辺り)から始まります。ちなみに定番ネタの「Ahhh」は擦らず流すとこんな音です。

 

 

スクラッチの定番ネタ「Ahhh(アー)」

 

 

この音を擦って動画のような縦横無尽なスクラッチを奏でます。(すごくないですか?笑)

 

 

Q-bert氏は以前、DJのD-StylesShortkutというメンバーとInvisibl Skratch Piklz(インビジブル・スクラッチ・ピクルズ)というスクラッチに特化したバンドも組んでおり(2000年にバンド自体は解散してしまいましたが)、このバンドのプレイも超絶プレイの連続なんで是非見てください。ちなみにD-StylesShortkutもDJ(スクラッチ)界隈では知らない人がいないほど有名なスクラッチャーです。

 

 

Invisibl Skratch Piklzのパフォーマンス

 

 

圧巻です。1人でも十分に人を惹きつけるパワーを持っている方たちですが、これが3人も揃うとまさに「右に出るものはいない」レベルの領域です。

 

 

 

「Scratch Science」の抜群のキレ味

 

Scratch Science

出典:templeofdeejays.com

 

 

スクラッチは何を持ってして「上手い」「下手」と優劣をつけているのか。それは正直個人の感覚の問題だと筆者は考えます。キレッキレの高速スクラッチに痺れる人もいれば、滑らかに流れるようなスクラッチを好む人など、人によって好きなスクラッチタイプが異なるものです。スクラッチ初心者からすると、どれも同じに聴こえてしまうかもしれませんが、よくよく聴いてみると人によって同じ技をやっても聴こえ方が違ってくるものです。

 

 

特にヨーロッパのターンテブリスト集団「Scratch Science(スクラッチ・サイエンス)」はキレ味あるスクラッチを売りに世界へ発信し続けているクルーでしょう。Deska(別名Aociz)というスクラッチャーがこのチャンネルにはよく登場するのですが、Deskaのスクラッチはまじでキレ味半端ないっす。

 

 

Deska(Aociz)のスクラッチルーティン

 

 

スクラッチにハマっていくと、こういうキレッキレのスクラッチに憧れるんですよね。ここまで綺麗にスクラッチする技術は生半可な練習量じゃ到底追いつけないレベルでしょう。

 

 

 

日本のスクラッチャーだって負けてない

 

海外のスクラッチャーを取り上げてきましたが、もちろん日本にも超絶スキルを持ったスクラッチャーはいます。先述したようにスクラッチの好みは人それぞれ違うものですが、そんな中でも世界中の有名スクラッチャーから一目置かれている日本人スクラッチャーはDJ宮島さんでしょう。

 

 

DJ宮島

出典:iflyer.tv

 

 

宮島さんのスクラッチは、先ほどのDeskaのようなキレのあるスクラッチとは少し違い、キレあるスクラッチの中にその枠を1つ2つ超えた宮島さんにしかないスクラッチ流儀みたいなものがあって、それが世界中のスクラッチャーを惹きつけている印象があります。ターンテーブル(スクラッチ)を楽器のように演奏する。という感覚が近いでしょう。

 

 

宮島さんのスクラッチルーティン

 

 

動画は宮島さんの滑らかなスクラッチを感じてもらえるように1:50辺りから再生されます。途中からですみません。Deskaのようなキレキレなスクラッチとは違い、日本人(宮島さん)ならではの職人気質なスタイルが味わえます。「スクラッチに正解は無くて、間違ってたとしてもこれはこれでいいんだ。と思えることが大事。」と宮島さん自身も話しておりました。

 

 

 

Cutting Room

 

最後にDJ CITYが運営するYouTubeチャンネル「DJcityTV」から世界各国のスクラッチャーを集めてフリースタイルスクラッチをさせる人気シリーズ「Cutting Room(カッティング・ルーム)」の動画をいくつかご紹介します。世界中のスクラッチ強者が出演するこのCutting Roomはきっと世界中のスクラッチャーに影響を与えている動画の1つと言えるでしょう。

 

 

Cutting Room「ニュージーランド」

 

 

Cutting Room「マイアミ(アメリカ)」

 

 

Cutting Room「ポーランド」

 

 

Cutting Room「ソウル(韓国)」

 

 

Cutting Room「ニューヨーク(アメリカ)」

 

 

Cutting Room「大阪(日本)」

 

 

こうやって見るとやっぱり人それぞれスクラッチの鳴り方も、擦り方(立ち振舞い)も結構違うのがわかりますよね。みんなそれぞれ自分の好みがあって、それを突き詰めていってる感じがします。

 

 

 

 

ということでDJにおけるスクラッチ特集でした。少しでもスクラッチの魅力が伝われば幸いです。これからスクラッチに興味を持って始めらる方は色んなスクラッチャーの動画を見て自分の好みのスタイルを追求してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

それでは今回はこのへんで。

 

 

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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