nekuradjです。
今回は「スクラッチ」の
譜面の見方をご説明します。
スクラッチの譜面?とは?
初心者のみならず
スクラッチに無縁なDJもあまり見る機会は
ないと思いますが、スクラッチには
楽器の楽譜のような譜面が存在します。
現在スクラッチの技は
僕が知ってるだけでも50種類以上あります。
きっと僕の知らないのも含めると100種類以上
あると思います。(どっかで誰かが言ってました。)
この何十通りもある技を
それぞれどうやって鳴らすのかを
絵にして表したのがスクラッチの譜面です。
話だけきいてもいまいちピンと
こないと思いますので、まずはスクラッチの譜面とは
いったいどんなものか、見てみましょう。
スクラッチ譜面の見方①(ベイビースクラッチ)
これが、一番シンプルな
スクラッチの譜面です。
一番シンプルでイージーな
「ベイビースクラッチ(Baby Scratch)」
という技の譜面になります。
赤ちゃんでもできるスクラッチ
という意味でベイビーという名前が付いてます。
どのように譜面を読めばいいのだ?
この「山」のような譜面。
これはレコードを前後する手の動きを表します。
レコードを前後にする動きの中で
手を “前” に出す動きが
左側の赤線部分で表されます。
反対に手を後ろに戻す動きが
右側の赤線部分で表されます。
譜面通りに手を動かすと
以下の動画のような音が出せます。
ベイビースクラッチ動画
この「山」のような譜面が
レコードを前後する動きを表しているのは
お分かりいただけたと思います。
スクラッチ譜面の見方②(フレアスクラッチ)
では
もう1つ譜面を見てみましょう。
さっきとチョット違いますよね。
横に線が加わりました。
これは
「フレアスクラッチ(Flare Scratch)」
という技の譜面になります。
横の線は
クロスフェーダーの動きを表してます。
クロスフェーダーとは?
クロスフェーダー(以下 “フェーダー” )は
DJミキサーに付いている
左右のターンテーブルの
音を切り替えるための“つまみ”です。
フェーダーに関しては
以前記事にしておりますので
こちらも合わせてご覧ください。
では、何が起こると
この横線が出てくるのでしょうか。
DJミキサー
(手前側にある”つまみ”がクロスフェーダーです)
出典:ask.audio
左手でレコードを擦る場合でご説明します。
フェーダーを右側に持っていった時
つまりレコード側の音を “切る“ ときに
この横線が出現するのです。
譜面通りに手を動かすと
以下の動画のような音が出せます。
フレアスクラッチ動画
スクラッチ譜面の見方③(スライススクラッチ)
基本的には上記で説明した
「山」のような図と横線の意味がわかれば
ある程度のスクラッチ技に譜面は
読めるようになります。
他のスクラッチ譜面も少しだけご紹介します。
これは
「スライススクラッチ(Slice Scratch)」
という技の譜面になります。
先ほどのフレアスクラッチと違って
横線が下がってます。
これは音のスタート地点と終了地点で
フェーダーを切ってキレのある音を出す技です。
スライススクラッチ動画
スクラッチ譜面の見方④(2クリックフレアスクラッチ)
「2クリックフレアスクラッチ(2Click Flare Scratch)」
という技の譜面です。
先ほどのフレアスクラッチが
横線1本だったのに対して
2クリックフレアスクラッチは
横線が2本あります。
レコードの前後の動きの中で
クロスフェーダーを2回切らないといけないので
初心者には少し高度な技となります。
2クリックフレアスクラッチ動画
レコードを1回前後する間に「6音」鳴ります。
速くなればなるほど、かなり細かい音になります。
いかがでしたでしょうか。
今回はスクラッチの
譜面の見方をご紹介しました。
ご紹介した技はほんの一部ですので
また次回以降、他の技も譜面と共に
ご紹介していきたいと思います。
では今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。