DJをされてる方たちに聞きたいのですが「DJがレコードの上に手を置いて”ジュクジュク”やってるアレって何やってるの?」って質問、まあまあ多くないですか?笑
雑談中や飲み会の席で、DJに無縁な筆者の友人や職場の人たちからそんな質問がよく出るので、今回はDJ未経験者向けに、そのことに対するアンサーを言語化することにチャレンジしてみようと思います。笑
DJは全員レコードを“ジュクジュク”する?
そもそも”ジュクジュク”する必要はあるの?
必要があるかと言われたら、DJのタイプによって必要だったり必要ではなかったり。という感じです。
この動きが必須になるのはアナログレコードでDJをするタイプのDJだけです。CDJやPCDJなどデジタル音源でDJをする場合は機材によりますが、ほとんどの場合ジュクジュクする必要はありません。
なぜアナログレコードでDJする場合は「ジュクジュク」する必要があるのでしょうか。
“ジュクジュク”する意味
DJ用語を交えて一言で説明をすると「曲の “頭出し”をベイビースクラッチでやっている。」ということです。
前回の記事でも説明しましたが「頭出し」というのはDJ用語で「曲(音)の始まる部分の音を出す行為」を指します。
「ベイビースクラッチ」とはDJのスクラッチ技の1つで「単純に手を前後に動かすだけの技」のことを指します。スクラッチ技の中でも最も簡単な技なので誰でも(赤ちゃんでも)出来るという意味で「ベイビースクラッチ」と言われてます。
トマト祭りさんの
「ベイビースクラッチの解説動画」
日本で一番わかりやすいスクラッチ動画です。
実際に“ジュクジュク”する場面
DJは通常はターンテーブルを2台使って曲を繋ぎます。
例えば右のレコードの曲がかかっているとすると、次は左のターンテーブルにレコードを置いて曲を繋ぐ準備をします。ここは理解できますよね。
レコードの準備ができたら、曲のテンポを調節したり、どの部分で曲を繋ぐかを考えます。
そして曲を繋ぐタイミングが来るまでベイビースクラッチをしながらリズムを取って待ちます。←コレです!
意味わかりましたか・・・?うーん、、、やはり言語化は難しい。
動画を見てもらった方が早いかも・・・
アナログレコードのDJミックス動画 –基礎編–
この動画の0:45辺りから視聴していただくと「ベイビースクラッチで頭出しをする」という意味がわかると思います。
曲を繋ぐタイミングでスタートボタンを押せばよくない?
と思われるかもしれませんが、レコード用のターンテーブルのスタート(ストップ)ボタンは押してもいきなり一定の速度にはならずゆっくり回り始めるのでターンテーブルは常に再生しておく必要があるのです。スタートボタンを押すと以下の動画のようになります。
0:10辺りからスタートします。
普段サラリーマンしてる筆者からすると職場にはDJに無縁の人たちが多いので、こういった質問は飲み会なんか行くと毎回聞かれます。笑
そんなDJに無縁の人たちへ向けたお話で2020