nekuradjです。
音楽制作において、年々ハイテクな時代になる最中
iPhoneやiPadのアプリで作る曲なんて、チープじゃないか?
確かに専用の機材(MPCやMASCHINE等)に比べれば、エフェクトやプラグインの数などで劣る部分があると思いますが、実際にプロのビートメイカーやプロデューサーが音楽制作にiPhoneやiPadを使っているのが事実です。
今回はそんなiPhoneやiPadで実際に音楽制作したアーティストや、それで出来た楽曲なんかをいくつかご紹介します。
Kanye WestはiPhoneレコーディングの常連
出典:hiphopdx.com
ヒップホップ界の天才プロデューサー「カニエ・ウェスト(Kanye West)」
ヒップホップ専門の情報サイト「ジーニアス(Genius)」では
と話してます。
もともとラッパーとしてキャリアのスタート段階からチープな機材で音楽制作をすることには何度か挑戦していたそうで、iPhoneでレコーディングを最初に試みたのは2013年にリリースされた「Yeezus」だったと話してます。
そして2019年10月にリリースされたアルバム「JESUS IS KING」では2割ものレコーデイングを自身のiPhoneによって録音した事を明かしました。
JESUS IS KING / Kanye West
具体的には
実際に聴いてみましょう。
Closed On Sunday / Kanye West
※歌い出しは0:30辺りから。
これがiPhoneで録った曲だそうですが、、、わかる方いますか?
まあ多少は編集されているのかもしれませんが、正直自分はそんなに耳が肥えてないのでわかりませんでした。笑
あまり使ったことないけど、iPhoneのボイスレコーダーって高性能なんですね。
楽曲制作をiPhoneでこなすSteve Lacy
2015年のグラミー賞にノミネートされたことでも知られるThe Internetのメンバーでもある「スティーヴ・レイシー(Steve Lacy)」
なんと彼は
レイシーにとってiPhoneは小さなスタジオになっているのです。
2017年には「ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)」の「PRIDE.」という曲がレイシーが全てiPhoneで制作した曲ということで大きな話題となりました。
PRIDE. / Kendrick Lamar
様々な音楽家がいる中で「大事なのはツールじゃない」という考えが証明された瞬間でもあるでしょう。
Madlibはアルバムを全てiPadで制作
ヒップホップ界ではファンの多い不動の人気プロデューサー「マッドリブ(Madlib)」
彼の2019年6月にリリースしたアルバム「Bandana」は
というのが非常に話題となりました。
Crime Pays / Freddie Gibbs & Madlib
(アルバム「Bandana」より)
Giannis / Freddie Gibbs & Madlib
(アルバム「Bandana」より)
Palmolive / Freddie Gibbs & Madlib
(アルバム「Bandana」より)
このクオリティを全てiPadで作り上げたらしいです。すご。
具体的にどんなアプリで制作されたかは明かされてませんが、おそらくAKAIのMPCアプリとかでしょうかね、、、。
録音やビートメイクにおいてiPhoneやiPadなど身近にある物が新たな武器になってきていることが証明されつつありますね。
確かに調べると、iPhoneやiPadのアプリでビートメイクできるアプリってすごい沢山あるんですよね。
スマートフォンの進化も今後さらに発展していくと思いますし、ますます今後はスタジオにこもらずに自由な空間で音楽制作をする時代がくるでしょう。
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。