人種差別に対する抗議運動を機に再生回数が急増しているヒップホップの楽曲(プロテストソング)

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5月25日、黒人でラッパーのGeorge Floyd(ジョージ・フロイド)氏がミネアポリス近郊で白人の警察官に拘束され殺害されたとされる事件がきっかけで現在アメリカ中で人種差別に対する抗議デモが活発に行われてます。

 

6/6(土) 米ワシントンDCでの抗議デモの様子

出典:newsweekjapan.jp

 

その活動の場はネット上にも広がり、つい先日には黒人に対する差別や暴力の撤廃を訴える「ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)」のスローガン掲げた「ブラックアウト・チューズデイ(Blackout Tuesday)」などSNS等によるストライキ活動が活発化したことも記憶に新しいです。

 

さらには正体不明の路上芸術家「バンクシー(Banksy)」までもが新作「燃える星条旗」を発表し

これは白人の問題だ。破裂した水道管がアパートの下の階に住む人々の部屋を水浸するように。この欠陥制度は彼らの生活を不幸にしているが、それを直すのは彼らの仕事ではない。破裂させた白人側が問題の解消に取り組むべきだ。

とInstagram上で訴えました。

 

 

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このバンクシーの言葉、めちゃくちゃ刺さります。

 

これらの活動を見た世界中の人々がこの問題に対し「自分も決して無関係ではない」と声を上げ始め、今では世界各国でこの問題について抗議する活動が増え続けております。

 

そんな中、ヒップホップの音楽もこの抗議活動に凄まじく影響力をもたらしているようです。今回は米人気チャートBillboardの集計データを元に、抗議デモや人種差別撤廃を訴える人たちが増えたことで再生回数が急増しているヒップホップの楽曲「プロテストソング」を一部ご紹介します。

 

Alright / Kendrick Lamar

Kendrick Lamar

出典:nme-jp.com

 

カリフォルニア州コンプトン出身のKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)

 

ヒップホップの新王者と言われるKendrick Lamarが2015年にリリースした「Alright」この楽曲は差別的な問題についてメッセージを送りながらも「みんな心配するな」「俺たちは大丈夫」と繰り返し、抗議デモにて何度も歌われてきた楽曲です。

 

Alright / Kendrick Lamar

 

 

Fuck Da Police / N.W.A.

N.W.A.

出典:nme-jp.com

 

N.W.A.が1988年に発表した「Fuck The Police」

 

フックで「Fuck The Police」を連呼し警察による残虐行為に反対する歌詞の内容が特徴的なこちらの楽曲。事件後の5月27日から6月1日の間でストリーミング再生回数がなんと272%増加しているんだとか・・・。272%って物凄い数字ですね。

 

Fuck Da Police / N.W.A.

 

 

Fight the Power / Public Enemy

Public Enemy

出典:last.fm

 

古きヒップホップ好きであれば大きな影響を受けた人がほとんどであろうPublic Enemy(パブリック・エナミー)が1988年にリリースした「Fight the Power」

 

社会的・政治的な問題に対する積極的なメッセージを送るスタンスが基本のPublic Enemyですが、その中でもこの楽曲はスパイクリー監督作品の「DO THE RIGHT THING」のために作られた1曲で「権力と戦うぞ!」「俺たちは権力を握る奴らと闘わねばならない!」と力強く言葉を吐く様に痺れます。

 

Fight the Power / Public Enemy

 

 

Keep Ya Head Up / 2pac

2pac

出典:hiphople.com

 

アメリカ西海岸の永遠のヒップホップスター2Pac(ツーパック)

 

母親が1960年代の黒人解放組織「ブラックパンサー」のメンバーであり、母親に幼い頃から黒人としての誇りを持つように教えられていた2pac。しかし東西抗争の中、凶弾に倒れ25歳という若さでこの世を去るという波乱万丈な人生を送りました。

 

2pacの残した「Keep Ya Head Up」には「誰も助けてくれないなら自分を信じるんだ。」「子供達よ、顔を上げてくれ」「もっと人生は楽になるよ」と前向きなメッセージが歌われており、5月26日から6月2日までのストリーミング回数は292%増となってます。さすが2pac。

 

Keep Ya Head Up / 2pac

 

 


 

 

どれも悲観する気持ちをバネに強く生きることを教えてくれるような楽曲です。歌詞の和訳も調べるとすぐに出てきますので、気になる方がいれば是非調べて自分なりにこういった問題について、深く考える機会を作るのもいいと思います。

 

楽曲以外でもこういった問題を取り上げている映画を観ることも、実情を知る上では必要なツールかもしれません。個人的に黒人差別を取り上げた映画だと「グリーンブック」などは観てて結構衝撃でした。日本にいると理解できないような差別問題がありなかなか考えさせられました。

 

これを機に、改めて歌詞の意味など背景を調べながら今後プロテストソングを聴いていきたいと思います。

 

 

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