nekuradjです。
仕事から帰ってきて、疲れて何もやる気が起きないあなたへ。
飯食って、シャワー浴びて、ダラダラとテレビ観てスマホいじってるあなたへ。
誰かに怒られて凹んでいるあなたへ。
彼氏彼女にフラれて「あーぁ、どーすっかなー。」って気落ちしているあなたへ。
とにかく癒しを求めているあなたへ。
ひとまず何も考えず、リラックスできる音楽を聴きながらボーッとしてリフレッシュしませんか。
人によってリラックスできる環境は違うと思いますが、大概の人は自分の部屋のベッドやソファーでゴロゴロしている時間が一番リラックスしている時間ではないでしょうか。無音でスマホをいじりながらダラダラするのもいいですが、そこにちょっと音楽を取り入れてみることでリラックス効果が倍増するなら、、、試してみる価値ありますよね。
ということで今回は、疲れた時やリラックスしたい時に聴きたいヒップホップ音楽を紹介していきます。疲れた時以外でも夜のドライブとか、デート中のBGMなんかにも役に立つと思います。
Nujabes派がきっと圧倒的
哀愁漂うChill(チル=落ち着く)ヒップホップを世界中に広めた日本を代表するトラックメイカーのNujabes(ヌジャベス)さん。ヒップホップの枠を越え、今や世界中の音楽ファンから愛される存在です。
Nujabesさんは2010年に不慮の事故により36歳という若さでこの世を去りました。没後今もなおNujabsの音楽は世界中の音楽ファンから高い評価を受けており、彼の音楽は世界が存在する限りどこまでも語り継がれていくことでしょう。(自分はNujabesさんが亡くなった次の日アルバイト先でバイトの先輩から訃報を知らされ、バイトを早退して家でずっとNujabesさんの音楽を聴き直した思い出があります。)
音楽を聴いて感情移入する事ってあると思いますが、筆者にとってNujabesの音楽がまさにそれでした。聴いていると心にグッと来るものがあって、そういう時は「Nujabesの音楽に出会えて良かったなぁ。」と思えるし、それは同時にヒップホップに出会えたことに対する感謝を覚える瞬間でもあります。
有名な話ですが、プロテニスプレイヤーの錦織圭さんも「好きな音楽は?」という質問に対してNujabesのLuv(sic)という曲を挙げております。ラッパーのShing02さんとコラボしたLuv(sic)シリーズはNujabesさんの代表曲でもあります。
ヒップホップを語る上で欠かせない存在です。
ドープなチルならBudamunkっしょ
Budamunk(ブダモンク)さんは東京都出身で、1996年から10年間アメリカのLAで過ごしビートメイカーとしての才能を開花させた人物です。Budamunkの音楽を聴いたことがないって人は初めて聴いた時「ん?なんかノリづらい?なんかズレてない?」って思うかもしれません。そんなドラムやベースのルーズさがヒップホップファンを唸らせる理由の1つであると筆者は考えます。聴けばわかります。
感覚(ノリ)で中毒性の高いカッコいいものを作る技術っていうんでしょうか。言葉ではなかなか表現し難い世界です。ということで聴いてみましょう。
なんとなく分かりますかね、カッコよくないですか?
「意外とシンプルだなー」と思われた方もいると思いますが、これはあえてやっていることなんです。BudamunkさんはラッパーのS.L.A.C.K.、ISSUGIとヒップホップユニット「Sick Team」を組んでいることでも有名ですが、S.L.A.C.K.さんはこの音楽を「もっと音を足してゴージャスにした方が良い。っていうのはナンセンス。そんなのはやろうと思えば出来るし、そこを目指しているわけじゃない。」と。音数を少なくしてカッコよく聴かせるって相当スキルのいることだと思います。
あとBudamunkさんは、ドラマーや音楽プロデューサーとして知られるmabanuaさんという方と「Green Butter」というチームでも活動しておりますが、これがまた、、、、、最高にカッコいいんですよ、、、。
2011年にリリースされたアルバム「Get Mad Relax」は必聴です。
Budamunkさんのルーズなビートとmabanuaさんの弾くローズのメロディが、、、見事に融合してます。捨て曲無しのクラシックアルバムです。マジで最高。ゴリ推し。
Jazzy派?ならまずはMitsu The Beats
ヒップホップリスナーであれば誰もが知る仙台在住のヒップホップグループ「GAGLE(ガグル)」のDJ兼プロデューサーとしても知られるMitsu the Beats(ミツ・ザ・ビーツ)さん。先述の2人と同じように海外の音楽プロデューサーに一歩も引けをとらない世界水準のビートメイカーです。
Mitsu The Beatsさんの魅力と言えば、やはりジャジーでメロウなトラックが挙げられるでしょう。父親がJazzファンだったということもあり、幼少の頃から自然とJazzを取り込んで育ったそうです。
カッコいいですね。Jazz好きの父親の影響もさることながら、子供の頃からずっとピアノもやっていたそうです。常に身近に音楽がある環境ってすごく憧れます。自分も子供の頃、親にピアノ習うか?と言われたことがありましたが、当時は女子っぽくて嫌だなーなんて思ってましたが、今思えばやっておけば良かったと後悔しかしてません、、、。笑
Sweet Williamの独特なメロウビート
最後は愛知県出身のビートメイカーSweet William(スウィート・ウィリアム)さん。ジャズやソウルなどの元ネタからサンプリングされるメロウなトラックは一度聴いた人を虜にする確率が非常に高いです。沖縄県出身のラッパー唾奇さんと組んだWネーム・アルバム「Jasmine(ジャスミン)」も日本中のヒップホップファンから高い評価を得ております。
それからインタビューで話していたのは、元ネタをただサンプリングするのではなく、自分でそのネタを楽器で弾き直して、その音をサンプリングし再構築するという技術を駆使してトラックメイクをしているそうです。彼もまたピアノが弾けるそうで、音楽の才能に満ち溢れているのがわかります。
Walkin / Sweet William
「Walkin」は現実逃避でちょっと景色の良い場所なんか行って聴くとかなり癒し効果を発揮すると思います。2018年にJ-PWOERグループ(発電所やダムの設計や施工のエンジニアリングを提供する会社)とコラボした「絶景発電所シリーズ」にもタイアップされており、これがまた絶妙にマッチしてます。
いかがだったでしょうか。疲れが癒しの方向へ向かいそうであれば幸いです。まだまだ紹介したい日本のビートメイカーはたくさんいますので、また別な機会に続編もやりたいと思います。
ぜひ日本のトップトラックメイカー達の極上なチルサウンドを聴きながら極上なゴロゴロタイムをお過ごしください。
それでは今回はこのへんで。
最後までご覧いただきありがとうございました。