nekuradjです。
最近はありがたいことに、多くの方々に記事を見ていただけているようです。
ご多忙の中、このブログの閲覧に貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございます。感無量でございます。
このタイミングで満をじして、いよいよこのお方の音楽について紹介する日がやってきました。
と言っても自分のタイミングの話なので、何を持って満をじしてなのかわかりませんが。笑
ちょっと言ってみたかっただけです。すみません、、、笑
今回は日本が世界に誇る天才トラックメイカー「DJ Deckstream」さんの楽曲をご紹介したいと思います。
ヒップホップ界隈ではこの方のトラックに魅了されヒップホップにドハマリした人は少なくないはず。Deckstreamさんご自身も自分の作品にはいつも完璧な自信を持っているとのことでした。
ヒップホップをこれから聴き始める方、ヒップホップにまだ触れたことのないって方は是非Deckstreamさんの音楽をヒップホップの入り口として聴いてもらって、どっぷり彼の音楽に魅了されて欲しいと思います。
先にお伝えしたいこと
Deckstreamさんをまだ知らない方へ。
先に伝えておきますが、Deckstreamさんは2015年8月、不慮の交通事故により38歳という若さでこの世を去りました。
当時この速報を聴いたDeckstreamファン及びヒップホップリスナーは本当に愕然としたことでしょう。自分自身も全く受け入れられず本当にショックでした。
なぜ天才はいつも若くしてこの世を去るのか。悲しみを通り越して怒りさえ覚えました。
どうして。悔しい。悔しすぎる。このやり場のない想いはどこに向けたらいいのか。
そんなことを思いながら、気づけばもう5年近くも経つんですね。本当にあの時の衝撃が昨日のことのように思い出せます。
音楽は時に人の感情をコントロール出来るものだと思います。まさにDeckstreamさんの音楽は自分にとって心を踊らせるのに最高な音楽でした。それは自分に限らずそう思っている人は多いはず。
この人の音楽は、これからの新規リスナーにとっても必ず重要な音楽になることは間違いありません。
そんな自分たちに出来ることは、Deckstreamさんの音楽をしっかり後世に受け継ぐこと。
そう思って、今回この記事を書かせていただきます。
DJ Deckstreamとは?
DJ Deckstream(DJデックストリーム)
山形県酒田市出身のDJ、トラックメイカー
元々ロックが好きでギターを引くのが趣味だったというDeckstreamさん。
ある時、友達と行ったクラブでDJのスクラッチショーケースを見て衝撃を受け、DJになることを決意したそうです。
それ以来レコードを掘ることが趣味になったそうですが、その時代の新譜で自分のグッとくるものがなく「惜しいな」と思える曲ばかりだったそうで「それなら自分で創ってやろう」と思ったことがトラックメイカーになるきっかけだったそうです。
まずこの発想がすごいですよね。笑
不動の人気「SOUNDTRACKS」シリーズ
SOUNDTRACKS
出典:amazon.co.uk
SOUNDTRACKS2
出典:discogs.com
ヒップホップ不感症のリスナーを根こそぎヒップホップの虜にするであろう不動の人気シリーズ「SOUNDTRACKS」シリーズ。
必聴です。
なんというか、これ聴くと身体中の色んな感覚が刺激されるというか、アルバムのレビューなんか見てても「ヒップホップは普段聴かないけどコレを聴いた瞬間、今まであったヒップホップに対する偏見が彼岸の彼方へ吹き飛んだ」なんてコメントもあったりして。
人によっては売れ線だという感想もあるかもしれませんが、たとえ売れ線だったとしても、ヒップホップの魅力とかカッコよさを維持しつつも、売れる音楽を作るってかなり高度な技術が必要だと思います。
その中でも、軽快なピアノメロディでメロウかつキャッチーなトラック。Deckstreamといえば間違いなくコレでしょ!っていう不動の人気曲といえばやはり(SOUNDTRACKS2から)「Life Is Good」ではないでしょうか。
Life Is Good(pro.DJ Deckstream) / Mos Def
コレは自分にとっても思い出深い一曲です。学生の頃は毎日のように聴いてました。Deckstreamの名曲中の名曲ですね。
他にもいくつか音源をアップさせていただきます。
Unconditional Love / DJ Deckstream
Still Here / DJ Dexkstream feat. Bahamadia
個人的にBahamadiaのラップ好きなんですよねー。
Can You let me know / DJ Deckstream
m-floのVerbalが参加している楽曲です。
Destination Sky / DJ Deckstream
Lost Boyzの「Ghetto Jiggy」でもお馴染みの
Old San Juanのサンプリングですね。
軽快なピアノメロディやジャジーなトラックの上に骨太なBoomBapビートが乗っていて、どれもカッコいいです。
SOUNDTRACKS以外からも数曲ご紹介
不動の人気シリーズである「SOUNDTRACKS」シリーズ以外にもDeckstream節炸裂トラックは他にもたくさんありますので、少しご紹介させていただきます。
Most Beautiful In The World / DJ Deckstream
客演がD.O.とSEAMOというなんたる異色のコラボ曲。
きっとDeckstreamのコネクションが産んだ奇跡のコラボでしょう。
浪漫は一日にしてならず / DJ Deckstream
Rino Latina II & Mummy-Dという大御所ラッパー
とのコラボ曲。ピアノの軽快さがたまりません。
Young World / DJ Deckstream
客演がShing02とVerbalというこちらも
なかなか異色のコラボではないでしょうか。
HydeOutっぽいメロディがやっぱり原点はココ
って感じがしていいですね。
To Be With You / DJ Deckstream
大ヒットカバーアルバム「Music Castle」からの1曲。
ヒップホップ以外のジャンルでも活躍しておりました。
ということで、Deckstreamさんの楽曲紹介でした。
時代が移り変わる中、だんだんとハイファイな音楽が増えてきている反面、温かみのある音楽が少なくなってきている感じがします。Deckstreamさんの音楽は温かみというか、音楽に対するブレない芯というか愛情みたいなものが感じられるトラックが多いと思います。
完全に時代の先頭を走るであろうお方だっただけに、突然の訃報にはただただ残念としか言いようがありません。
前回ご紹介した「Marter」さんの音楽同様、こういった魅力的な音楽が世界中のまだ届いていない多くのリスナーへ届けるためにも、Deckstreamさんの音楽を後世に残す為にも、少しでも貢献できればと思い、今回記事にさせていただきました。
それでは今回はこのへんで。
最後までご覧いただきありがとうございます。