お疲れ様です。
最近ちょいと遅めの花粉症に悩まされてます。
鼻水ぐずぐず、目が常に痒い、くしゃみが止まらない。
最悪です。暑い日は汗も余計に出るからなおさら辛い。
仕事もなんも集中できません。
今年はもう落ち着くと思うので
来年は症状を抑えるステロイド注射打とうと思います・・・
と、どうでもいい近況はさておき
本日はヒップホップにおける音楽ではなく
「ファッション」に関する話を少し紹介します。
皆さん「ドゥーラグ」ってご存知でしょうか。
ヒップホップが好きな方なら分かると思いますが
ヒップホップやファッションにあまり興味がない方には
あまり馴染みのない言葉でしょう。
今ではヒップホップを象徴するような
ファッションアイテムになっている「ドゥーラグ」ですが
ドゥーラグってそもそも何。
って方へ簡単に紹介してみたいと思います。
ドゥーラグとは?
上の写真のモデルさんが頭に被っている(巻いている)
水泳帽のようなものが「DU-RAG(ドゥーラグ)」というやつです。
頭に被る物なので帽子という括りになるんでしょうか。
(そこは調べていないのでわかりません。ごめん。でも多分帽子。)
素材は綿(コットン)生地が多いと思いますが
ラッパーやダンサーがよく被っているのは
ポリエステル生地の表面がツルツルしたものが多い印象です。
ドゥーラグの歴史・意味
今やファッションアイテムの1つとなっているドゥーラグですが
元々ドゥーラグとはどんな人がどのような目的で被っていたのか。
これは遡ること1930年代。
1863年に奴隷解放宣言により政治的な平等を獲得したものの
社会的差別はまだ100年続いたと言われる時代の中、
ほぼ奴隷のように働かされていた黒人の肉体労働者たちが
頭に巻いていたものをドゥーラグと呼んでいたことが
始まりだそうです。
主に女性が巻くことが多かったようです。
きっと1930年代以前からドゥーラグを巻く行為自体は
あったようですが歴史的に認知されるようになったのは
この頃からなんだと思います。
そしてこのドゥーラグを巻く意味ですが
これは当時の黒人の髪型や髪質と関係があるようで
黒人の髪質は細かく「カーリーヘア」という
強めのパーマを当てたようなクルンクルンしている
髪質が特徴的です。
それがそのまま伸びていくとアフロのような髪型になるため
特に女性は「コーンロウ」「ブレイズ」「ドレッド」と呼ばれる
編み込んだ髪型にすることが多かったそう。
ただそういった髪型は寝ている間に枕との摩擦で
編み込みが緩んでしまうことも多く、これを防止するため
髪を保護する目的でドゥーラグを頭に巻いていたそうです。
↓コーンロウのイメージ
そこから1960年代頃にはアフリカ系アメリカ人を中心に
一般的ファッションとして取り入れられていったようです。
90年以降はドゥーラグもカラフルになったり
ドゥーラグとスニーカーの色を合わせることが
ヒップホップの定番コンビネーション!
みたいな感じになっていきます。
ドゥーラグがイケてるアーティスト
こうして今やヒップホップのトレンドにもなっている
ドゥーラグですが、先ほど分かりやすく伝えるために
出した「水泳帽」というワード。
決して褒めてる言い方では無いというか
正直、見た目はなかなかクリソツで
男が皆んな被りたいかと言われると
恐らくそうでは無いと思うのですが・・・
これをイケてるラッパーが被ると・・・
ちゃんとイケてるんですよね。
Snoop Dogg
50cent
出典:rap-goat.com
EMINEM
A$AP Rocky
世界のイケてる自分の好きなラッパー達が
イケてるドゥーラグをしていると
自分もドゥーラグの似合う人間になりたいと
思わせられます・・・
が、自分には似合わないだろうな・・・泣笑
昔、笑っていいとも!にZEEBRA氏が出演した際に
タモリさんにドゥーラグをプレゼントして
被せていたのを思い出しました。
日本のヒップホップシーンを牽引し続ける
レジェンドラッパー、さすがにイケてます。
タモさんの着せられたポカン顔もいい。
という感じでドゥーラグの簡単なご紹介でした。
以上。