nekuradjです。
自分は北海道札幌市在住のヒップホップリスナーなんですが、最近けっこう驚いたことがありまして、、、
道外の後輩たちと遊ぶ機会が今年に入って頻繁にあり、その後輩たちに「最近何聴いてるの?」とか「最近のオススメは?」とかいつも会う度に近況報告的なノリで、聴いてる音楽を共有し合う時間があるんですけど、筆者が「やっぱオレはELIASが好きだなー」と話したところ、、、
ELIAS??
※後輩に顔似てる
みたいな反応がその後輩たちから返ってきて、、、
まじかよ。と。
こりゃいかん。と。
え、本当にELIAS知らないの?って何回も聞き直たが、どうやら本当に知らなかったみたいだ。
その後輩たち(みんな20代前半)の間でELIASが広まっていないことが個人的にショック過ぎたので、今回はELIASさんを紹介させてください。笑
まあその後輩達が単純に浅いだけなのかもしれませんが、、、笑
筆者の中では結構な衝撃でした。
北海道出身の鬼才ラッパー「ELIAS」とは?
ELIAS(エリアス)
北海道旭川市出身のMC(ラッパー)
1998年、旭川のクラブを中心にDJとしてまず活動をスタートさせ、その翌年からマイクを持ち札幌に活動拠点を移します。
札幌に拠点を移した後は、MCとして勢力的に活動し、同じく北海道に活動拠点に置くDJ SEIJIやMICHITAなど日本のトップヒップホッププロデューサーのアルバムに客演として次々に参加し、その飛び抜けたスキルフルなラップ、独特の雰囲気、唯一無二の鬼才ぶりが絶賛され、気が付けば北海道の頂点に君臨するラッパーB.I.G. JOE(from MIC JACK PRODUCTION)とILL-BOSSTINO(from THA BLUE HERB)に継ぐ第三のラッパーとしての呼び声を獲得することになります。
2016年以降は活動拠点を福岡県糸島市に移し、盟友である「Q-ILL」主宰のレーベル「BROKEN WORDZ」に移籍。2017年には糸島市前原に自身が主宰するレコードショップ「STAIR RECORDS」をオープンさせます。
現在も活動範囲を北海道から九州と股に掛けながらも、さらにその存在を勢力的に躍進させています。
まずは「PAIN」を聴いて。一瞬で虜になるから。
PAIN / ELIAS
出典:zakai.jp
何から聴けばいい?
もうそんな事言ってないで、全部カッケーから片っ端から聴いてくれ。
、、、と言いたくなるんですが、まずはELIAS唯一のアルバム「PAIN」
これは確実にチェックしてください。
2011年にリリースされたアルバムなんですが、制作期間が約4年と、かなりじっくり時間をかけて作られてます。その分濃厚でELIASの存在が存分に発揮されたアルバムになってます。マジで日本語ラップのクラシックアルバムです。マジで必聴。
トラックメーカーにはDJ AMEKEN(雷家族/SLOW BURNING PRODUCTION)、DJ PERRO a.k.a. DOGG(from MIC JACK PRODUCTION)、MICHITA、Professor Ill Beats、Shirokumaと、北海道のヒップホップリスナーであれば知らぬ者はいない錚々たるメンバーで、札幌の裏路地を想像させるイルでドープなアンダーグラウンドサウンドが堪能できます。
ラップは非常に聴きやすいです。個人的にはMICHITAのトラックが好きなので「A Runaway」とか2人のラップとトラックの相性の良さがめっちゃ感じられて好きですね。韻を踏みまくってガツガツ畳み掛けるようにラップする「North Japan Rap」もかなりカッコいいのでオススメです。
ここ最近の活動も要チェック
ここ最近(2019〜20年)もかなり勢力的に活動されており、またヤバイ曲がリリースされているんですよね。
超タイムリーなことに昨日(3/31)、YouTubeに新曲のPVがアップされました。
Toyohira River Side / ELIAS
北海道札幌(ススキノ)と
その横を流れるタイトルにもある
「豊平川」沿いにて撮影されたPVです。
スローなトラックにELIASの囁くようなラップ。何回もリピートして聴いてしまう、、、。良き。
2019年11月には福岡のトラックメイカーMANTISとのコラボ曲「I Shin Den Shin」も発表しております。これもスローなトラックなんですけど、超絶チルでカッコいいです。
I Shin Den Shin / ELIAS × MANTIS
そもそも筆者はELIASの
声の質感が好きなんですよね。
スッと脳内に入り込むフィーリング。
MIC JACK PRODUCTIONのメンバーであるラッパーのLARGE IRONさんはTwitterで「ELIASがヤバいMCだって事は北海道では常識だった。今後はそれが日本のHIPHOPシーンで常識になる。」とツイート。まさにそれです。ってか2011年にあれだけヤバいアルバム(PAIN)が出てるのに、今日までPAINを知らなかった人はマジで勿体無いっす。是非アルバム含めてELIASの曲には今後も注目して欲しいです。
と言うわけで、ELIASさんの紹介記事でした。
北海道出身のヒップホップアーティストの紹介は、今後もタイミングをみてやっていきたいと思います。
それでは今回はこのへんで。
最後までご覧いただきありがとうございました。