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ウェッサイがあって「イーサイ(イーストサイド)」はないの?もちろんありますよ!

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HIPHOP 全般

 

前回は「ウェッサイ(west sideの略)」について紹介しましたが、今回はウェッサイとは反対側に位置するイーストサイド(east side)のヒップホップの特徴について簡単に話していきましょう。

 

関連記事:そもそもウェッサイってなに???どういう意味??

 

ちなみにサウスサイドもあります。

 

サイスサイドは「トラップ(trap)」というジャンルの音楽が発祥の地で有名で、現在日本でもトラップ系のヒップホップは流行っますね。サイスサイドについてではありませんが、以前トラップについて紹介している記事がありますので興味があればそちらも見てください。

 

イーストサイドの言葉の意味

 

前回のウェッサイの記事を見ている方からすると、こんなこと書く必要はありませんが文字通り「East Side(イーストサイド)」なので、アメリカの東側に位置するニューヨーク州を中心に生まれた音楽を指します。

 

ウェッサイを「西海岸」、イーストサイドを「東海岸」と呼ぶ人もいます。ヒップホップで使われる意味としてはどちらもほぼ同じと思ってもらっていいです。

 

あとイーストサイドはウェッサイみたいに略してあまり言わないイメージが僕はあります。

 

ラップで聞いていると歌いながら言っているせいか「イーサイ」と聞こえるので、その流れから「イーサイ」と言ってる人もいるかもしれません。地域によるのかな?僕の周りはだいたい「東海岸」か「イースト」という人が多です。

 

 

イーストサイドってどんな音楽?

 

リリックの内容に関してはウェッサイに似てギャングの日常的なことを歌っているものも多いですが、イーストサイドを代表するラッパー「The Notorious B.I.G.」なんかは、ローライダーに乗り、成り上がった自分達を魅せつけるウェッサイのラップに対して、お金のない俺たちでもこっちの生活もいいもんだぜ。的な貧困の自分たちをギャグっぽく、けどリリシズムな才能で歌って沸かせたことで、人気が出たところもあるのかと思います。

 

ウェッサイを代表するDr.Dreや2Pacが活躍した年代(90年代)で対抗するイーストサイドを代表するアーティストはやはり「The Norotious B.I.G.」や「Nas」といったところでしょう。

 

ウェッサイは主に「G-Funk」と呼ばれるDr.Dreらが生み出した音楽ジャンルを主に指したものでしたが、イーストサイドは「BoomBap(ブーンバップ)」という音楽がベースにあります。

 

そもそもヒップホップ発祥の地はニューヨーク州にあるブロンクスというエリアで、BoomBapがヒップホップのある意味始まり的な音楽であり、今も世界中のヒップホップの雛形的存在になっていると言えます。

 

関連記事:Boom Bapとは?これからヒップホップを聴くなら必ず覚えましょう

 

では実際にイーストサイドのヒップホップを聴いてみましょう。

 

Juicy / The Notorious B.I.G.

 

Big Poppa / The Notorious B.I.G.

 

Nas Is Like / Nas

 

I Can / Nas

 

聴いてみてどうですか。前回のウェッサイとの違いって何となくわかりますか?

 

前回、G-Funkの説明をする際

高音のシンセメロディ
P-Funkから影響された歪んだベースライン
Zappから影響されたトークボックス感

 

これかが主な要素になっていると紹介しました。こんな曲です。

 

 

それに対してBoomBapはサンプリングを主体としていて、ベースラインよりも重いキックと際立つスネアの「ドッ!タッ!」という音が特徴的な音楽スタイルです。

 

僕はBoomBapといえばキックに負けない際立つスネアの「タッ!」って音が特徴なのかなと思ってます。

 

イーストサイドを代表するアーティスト

 

90年代は特に東西抗争があったほどウェッサイとイーストサイドはバチバチな関係になってしまい、結果ウェッサイを代表する2Pacとイーストサイドを代表するThe Notorious B.I.G.が銃弾に倒れどちらも帰らぬ人となってしまいました。

 

関連記事:2pac(Tupac)とは?HIPHOP史上最も有名な事件の犠牲となったMC【前編】

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その頃イーストサイドを代表するアーティストになっていたのが「The Notorious B.I.G.」や「Nas」で、少し前の時代(80〜90年代初期)だと「Run-D.M.C.」や「Gang Starr」「A Tribe Called Quest」などもいます。「JAY-Z」もイーストコーストのラッパーと言われてます。

 

The Notorious B.I.G.

出典:block.fm

 

Nas

出典:illegal-assembly-of-music.com

 

Run-D.M.C.

Run-D.M.C

出典:baconfrito.com

 

A Tribe Caalled Quest

出典:discotech

 

Gang Starr

出典:hypebeast.com

 

JAY-Z

出典:fashionsnap.com

 

ヒップホップを知る人からすれば、錚々たるメンツですね。

 

関係ないけど、去年くらいからやってるこのJAY-Zのバスキア風なヘアスタイルすごい特徴的ですよね。JAY-Zだから似合うのかもね・・・いや、似合ってるのか・・・??みたいな・・・笑

 

Check The Rhyme / A Tribe Called Quest

 

Skills / Gang Starr

 

Dead Presidents / JAY-Z

 

 

という感じでイーストサイドの簡単な紹介でした。サウスサイドに関しては以前トラップミュージックの紹介はしているので、詳しくは関連記事から見てもらえればと思いますが、せっかくなのでこの流れでサイスサイドの簡単な紹介も次回してみようと思います。

 

関連記事:最近よく聞くトラップ(ヒップホップ)ミュージックとは?起源や日本で広めた人物など

 

僕はBoomBapが好きなので断然イースト派ですけどね!

 

そんな感じ、終わり。

 

 

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